詩 右手
毛先だけ、茶色く染まった肩までの髪、後ろ姿、左手にエコバッグ、右手に息子。左腕をぐんぐん引かれて足が絡まる。それでも必死に離さない。振り向いてくれない母親の、右手を絶対に離さない。誰よりも愛、これが愛だと疑わない。当たり前に引っ張る、母親が...
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