空想

グッドモーニングさよなら

こんな朝を迎えたかった。早く目が覚めた日はふたりで土手を散歩して、食パンを買って ...

どっちもどっち

1.この顔とこの身体とこの性別に産まれた私を幸せと呼べない私が嫌い。手にしたはず ...

家庭円満

 「今日、お父さん早いけん、もう帰らなあかん。」 ごめんねと言いながら名残惜しそ ...

黒い虫

電気のチラつきと瞬きが重なる。目の端に映った黒い虫が私に向かって飛んでくる。今日 ...

2年

2年間の夢は覚めた。 ぎゅっと瞑っていた目を開いて、映る世界は混沌としている。 ...

生活に過去

繋いだ手からわたしじゃなくなっていくのが心地いい。 泥のついた手を水で洗い流して ...

古いアパートに住もう わたしのお給料で足りるぐらい 昭和の香りが残るぐらい 安さ ...

我儘

あなたが我儘になるほど、わたしは嬉しくなる。 気を許してくれている怒りっぽい姿は ...

おばちゃんち

2軒隣が火事になった。 その日、わたしは小学校を休んでいて、母と2人だった。 細 ...