空想

生活に過去

繋いだ手からわたしじゃなくなっていくのが心地いい。 泥のついた手を水で洗い流して ...

夜

古いアパートに住もう わたしのお給料で足りるぐらい 昭和の香りが残るぐらい 安さ ...

我儘

あなたが我儘になるほど、わたしは嬉しくなる。 気を許してくれている怒りっぽい姿は ...

おばちゃんち

2軒隣が火事になった。 その日、わたしは小学校を休んでいて、母と2人だった。 細 ...

焼き魚

指輪が緩くなった。 2人で買いに行ったときには、これがぴったりだと思った。 まだ ...

頭皮

もうあとは家のローンを払うために、馬車馬のように働くだけだよ。 二十歳の私をベッ ...

肌色

小さいころ、おばあちゃんちの隣に小さな公園があった。 学校から帰るといつも遊びに ...

こども包丁

お母さんの手伝いが好きだった。 家族が着る洗濯物を畳むのが好きだった。 私が切っ ...

インスタントコーヒー

食パンを2枚トーストする。 一緒に買ったケトルでお湯を沸かす。 マーガリンとジャ ...