古いアパートに住もう
わたしのお給料で足りるぐらい
昭和の香りが残るぐらい
安さが売りのスーパーの近くで
わたしが毎日ごはんを作るから
朝が怖くならないように
夜が来たら一緒に眠ろう
カーテンを開けて朝日が目覚めても
憂鬱にならない日をおくろう
今夜もあなたはテレビを流したまま
ソファで眠れずに朝を迎えるの
頭の痛さを噛みしめながら
名刺を差し出す笑顔のあなたも
嫌いなわけが無いけれど
古いアパートに住みたい
古いアパートが好きなだけ

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