みやい

実家

母が爬虫類だと知ったのは、私が30歳をすぎてからだった。 私の左腕、肘より少し下の内側、皮膚の薄い部分の肌が荒れた。かさかさと表面が荒れて、少し赤くなっていた。気になるのでとりあえず手持ちのボディクリームを塗っていたものの、良くなることもな...

黄色い風船

遠ざかっていく車のハザードランプが5回点滅する。別れて1年も経つのにそんなことを止められない私たちはいつまでも惨めだ。もらった風船はもうプカプカと浮かばない。私に黄色を選んでくれた思い出が大切で捨てられないまま。久しぶりに会う彼は何色もの新...

クリーンな会話

春に蝶々が飛ぶ話夏の空が高い話秋に食べすぎてウォーキングを始めた話冬は年越しをどこで過ごそうか目を合わせて笑い合うだけで生活が豊かになることを知っている人たちが遠い存在に見える。私から出る言葉。これまでの生活がクリーンな会話をむず痒くさせる...
日記

2024年12月

年末感が増してきて寒いなあと感じることが多くなりました。今日は少し暖かかった。これは最近見に行った丈六寺の紅葉今年の頭の出来事が何年も前に感じるほど多くの気持ちが溢れた1年でした。成長とは異なるかもしれないけれど私は1年前の自分より今の自分...
動画

宮井企画#4 ~ヂアロオグ・プランタニエ~

大好きな岸田國士作品を北村 凪(todokeru,所属)ちゃんと。音楽は田中本舗さん。撮影は林田真実(リンダと呼んでいるよ)。この人どんな人なんだろう?一緒に創ってみたい!という気持ちでいつも声掛けさせていただくのですがなんとも素敵なみなさ...

あたりまえ

私は出来ないことが沢山ある。あれもこれも出来ないが、それが何だというのだろう。私が出来ないことを非難するが、なぜ出来ると思ったのか聞きたい。あなたの普通は私にはわからないし、私の当たり前も知らないくせに。実は羽が生えていて空が飛べるとして、...

そうかもしれない

大好きな人よ死なないで生きてりゃいいことあるなんて私の口からは言えないけれど大好きな人よ死なないで私をここまで生かしておいて無責任だと思うでしょう大好きな人よ死なないで朝も夜も酷く苦しくてもお願いだから辞めないで大好きな人よ死なないで何もか...
日記

秋が近づいて

毎年この時期は物悲しくて苦手です。嫌になるほど暑くて大好きな阿波踊りが終わって秋を感じる気候に時間の流れを感じたり。私が31歳になったことを大きなことのように感じてしまう季節です。全ては私から見た出来事で、先を行く大人たちや、達観している友...

コウちゃん

出会わなければよかった。 出会いはいつもあっという間で、簡単に仲良くなってしまう。趣味や血液型の話をするような出会いに私は恵まれない。何を話したかも覚えていないのに、楽しかった気持ちの出会いが意味をつくる。当たり前に続くLINEは私には特別...

愛を探し求めた女が愛をあきらめた話

愛を探し求めた女が愛をあきらめた話。 「愛されたい」 最初に強く感じたのは小学生に上がったすぐの事だった。これまでの安心には母の存在が絶対で、母がいれば怖いものなんてなかった。母の後ろについていれば、なんだって乗り越えられる気がした。 小学...